シーカヤックで海に漕ぎ出そう!

カヤック

日本の周囲には、海が存在しています。アウトドアのフィールドとしては、海水浴や釣りで身近な存在ですよね。
そこから、更に一歩沖に踏み出すと違う世界が開けているのです。

カヤックとは

カヤックはカヌーの一種になります。カヌーとカヤックはどちらも小舟で漕ぎ手が進行方向に向いてパドルを使って漕いでいきます。
では、なにが違うのでしょうか?
違いはパドルです。カヌーのパドルはブレードが片方だけに付いているシングルブレードパドルです。そして、カヤックのパドルはブレードが両側に付いているダブルブレードパドルになります。
リオオリンピックで銅メダルを獲った羽根田選手はシングルブレードパドルを使うカヌーでした。

カヤックの種類

カヤック・カヌーには使用する場所や用途によって種類があります。
使用する場所での区分けとしては、リバーカヤック・シーカヤックになります。名前の通り、川と海の違いです。リバーカヤックは、川の瀬を越える為に小回りが効く必要があるので、短い船になります。シーカヤックは波を越えて行かなければ行けないので比較的長い船が多いです。
次に何処に座るかに寄ってシットインカヤックとシットオンカヤックに別れます。シットインカヤックは下半身を船の中に押し込んだ状態で座ります。シットオンカヤックは船の上に座った状態になります。フィッシング用のカヤックは荷物が多く詰め、自由が効くシットオンカヤックが多いです。
穏やかな川や湖で使うカナディアンカヌーは、オープンデッキと呼ばれます。
畳んで運搬出来るカヤックをフォールディングカヤックと言います。専用のバッグに入るので、公共交通機関を使用して海や川へ向かう事も出来ます。

私のシーカヤックの紹介


アーキテックさんのキットを購入し制作しました。当時、一人寂しく単身赴任の生活をしていましたので、寂しさを紛らわすのにはちょうどよかったと思っています。
夜な夜なアパートでキットを組み立てていました。狭い部屋の大半を部材で埋め尽くす有様で、たまに工具を使うと近所迷惑になっているのでは、と思いながら作業をしておりました。
3ヶ月かけて、形にした後に、エポキシ樹脂とグラスファイバーシートでFRP化して補強しました。この工程を部屋で行ったのは、間違いでした。(良い子は真似をしないでください)強烈な匂いが部屋の中に漂って大変なことになりました。
苦難もありましたが、半年かけて完成させました。初めて海に浮かべたときは、感無量でした。

このカヤックは3分割艇です。車で運び易い様になっています。
組み立てと解体に若干手間が必要ですが、遊ぶ為の手間は惜しみません。
『沖で釣りがしたい』という動機から制作していますので、ロッドホルダーを装備しています。クーラーボックスを積み込むスペースがないので、釣れてしまうと魚にストリンガーをかけて曳航します。

まとめ

カヤックで海に出るのは、楽しいのですが、危険も伴います。安全の為、ライフジャケット、パドルフロート、ビルジポンプを装備は必ず必要です。経験が浅いうちは、波の少ない湾や海水浴場などで練習しましょう。
波の高い時や風の強いときは、出港しないようにしています。海上では、助けを呼ぶ事もままならない事が多い為、自分の力量を考えて出港の可否を決めることが必要です。無理は禁物です。あくまで、レジャーですので、命をかけないようにしましょう。

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