海の魚には、釣り易い時間帯が存在します。マヅメと呼ばれる時間帯と夜間が挙げられます。あと、潮が動く時間帯があります。魚の習性を理解し、大漁を狙っていきましょう!
朝マヅメ
朝の日の出前の周りが明るくなり始めるころから、日が登った1〜2時間くらいの期間を言います。まず、朝の光を浴びて植物性プランクトンの活動が活性化します。光合成のために水面に浮いてきます。植物性プランクトンを追って植物性プランクトンをエサとする小魚が集まってきます。小魚がを追って小魚をエサとするフィッシュイーターの魚も集まってくるので結果、釣りやすくなります。
夕マヅメ
日の入りの前後1時間くらいの間を夕マヅメと言います。日が落ち始めると動物性のプランクトンが活性化してきます。動物性プランクトンをエサとする小魚が集まり、活性化します。小魚を追ってフィッシュイーターの魚も活性化します。
また、海面が暗くなってくるので、魚の警戒心も少なくなって来ます。
朝マヅメと同様に釣りやすい時間帯と言われています。
夜間
夜は、アオリイカ・太刀魚・チヌなどの夜行性の魚が活性化します。また、漁港の常夜灯の下に光を求めて小魚が集まります。小魚を追って大型の魚も寄ってきます。ルアーでは、ケミホタルや蓄光などで目立たせることで釣果を上げることができます。
夜は、魚の警戒心が少なくなるので、釣りやすくなります。
潮が動く時間帯
魚は潮が動く時間帯に活性が上がります。逆に満潮・干潮時は潮が止まり、魚の活性が下がります。
『上げ3分・下げ3分』という言葉があります。干潮から満潮までを10等分して、干潮を1 満潮を10として表しています。『上げ3分』は干潮から満潮へ移行する3の時間帯を示し、『下げ7分』満潮から干潮へ移行する7の時間帯を示しています。
それぞれ時間にすると、約干潮から2時間後と満潮から2時間後に当たります。この時間帯が潮の流れが早くなり、魚の活性が良くなります。魚は、潮の流れに逆らって泳ぐ習性があります。漁港などでは、潮の流れの方向にも気を配ってみてください。
干潮・満潮の時間は潮見表で調べることが出来ます。釣具店に無料で配布していることもあります。ネットで検索やアプリでも調べることが出来ますのでチェックして釣りに出かけましょう。
まとめ
海の中では、プランクトンから小魚、小魚から大きい魚へ食物連鎖が起きています。プランクトンの動きが小魚を動かし、小魚の動きが、フィッシュイーターの魚を動かしているのです。魚の習性を理解し、釣果を上げて行きましょう。
しかし、釣れる可能性が上がる時間帯はありますが、魚が相手なので必ず釣れるわけではありません。この時間帯以外でも釣れることもあります。また、季節によっても条件が変わって来ます。
冬の朝マヅメは水温が低い為、活性が落ちていることがあります。少し日が上がって水温が上がる時間帯の方が釣れることもあります。また、夏の曇天も日中で釣れる事が多いと感じます。
魚の気持ちは推測するしかありません、前世が魚だった方、できればブリやヒラマサの記憶をお持ちの方のご意見をお待ちしています。
私には、夜が老眼に辛いのと夜ふかしが苦手なので、朝マヅメをメインに狙っています。夏の朝マヅメは時間が早く、3時に起床して釣り場に向かいますが場所取りに負けてしまうことが多々あります。
また、冬の早朝も気温が下がっていて辛いです。
しかし、釣り上げたときの快感を覚えると苦労にはならないのです。釣れればですが・・・釣れないときは、精神修行に来たと思い、ひたすらロッドを振って邪念を払います。
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