ライトショアジギングは初心者にも気楽に初めることが出来るルアーフィッシングです。
メタルジグは他のルアーに比べて安いものが多くお財布にも優しいのです。しかし、ただの鉛の塊であるメタルジグで魚を釣る為には、若干の技が必要です。難しくは、ないので試してみましょう。
ただ巻き(リトリーブ)
ロッドのアクションを付けずにリールをただ巻くだけのアクションです。リールを巻くだけでも、ジグは泳ぎます。リールの巻くスピードに変化を付けることが有効です。早巻きで、逃げ惑う小魚を演出して、その後スローで巻き、疲れた小魚を演出するなどの変化で魚を誘いましょう。
メタルジグにブレイドが付いたスピンベイトジグでは、ただ巻きの方が有効な事もあります。
ストップアンドゴー
ただ巻きを5回ほど行ったのち、リールを巻くのを数秒止めます。そして、またただ巻きを行うを繰り返すアクションです。メタルジグの場合、リールを巻いているときは、水中を上昇し、止めると自重で沈みます。ジグを追って来た魚がストップのタイミングで食って来ることがあります。
リフトアンドフォール
まず、キャストした、メタルジグを海底まで沈めます。着底を確認したらラインのゆるみをリールで巻取り、ロッドを大きく上に振り上げます。ロッドを元の位置にもどしラインのゆるみをリールで巻取とり、また、メタルジグを海底まで沈めます。ロッドを振り上げるとメタルジグが跳ね上がります。その後、メタルジグの自重で水中を落下していきます。この落下をフォールと呼びます。
フォールも立派なルアーアクションになりますので、気を抜かないようにすると釣果が上がります。ラインを張った状態でフォールさせることをテンションフォールといい、ラインを緩めてフォールさせることをフリーフォールといいます。テンションフォールはフォール中の当たりを感じ易くなります。
海底付近でアクションさせるので、対象は、フラットフィッシュ(ヒラメ・マゴチなど)やロックフィッシュ(根魚)になります。
ワンピッチジャーク
ロッドを一回跳ね上げて一回リールのハンドルを巻きロッドをもとの高さに戻す動きを繰り返す、ルアーアクションをワンピッチジャークといいます。ジギングでは、代表的なアクションになります。メタルジグが小魚の様に動きます。ワンピッチジャークの応用にジャカジャカ巻があります。ジャカジャカ巻はロッドのアクションを利用してリールを巻くアクションです。素早くメタルジグを動かすことが出来ます。
ハーフピッチジャーク
ワンピッチジャークがロッドを1回跳ね上げるごとに1回リールを巻くのに対し、ハーフピッチジャークはリールを半回転だけ巻きます。ルアーのスピードが遅くなり魚の目につきやすくなります。
ロングジャーク
ロッドを大きくシャクリ上げるジャークです。一回のジャークでのジグの動きが大きくなります。リールの巻は糸のフケを取るため、2回から3回巻き取ることになります。
スライドジャーク
他のジャークがロッドを上下させる動きになるのに対し、スライドジャークは、ロッドを水平に動かします。ロングジャークを水平にしたような感じです。ジグのアクションも横方向になり、レンジの変化が少ないのが特徴です。
アクションの合わせ技で釣果アップ
魚は、不確定な動きの時に食ってくることが多いです。なので、ワンピッチジャークにストップを入れて誘うのも有効です。ワンピッチジャークを数回し、ただ巻きを混ぜて変化を入れるとか、フォールも糸を張った状態でフォールさせるテンションフォールの中に糸を緩めてフリーフォールを混ぜるなど、魚の興味を誘うことを考えて、ジグをアクションさせてみましょう。レンジの変化をもたせるのも有効です。海底に着底させた後にワンピッチジャークで表層まで誘い、また、フォールさせて着底し、ワンピッチジャークで表層までを繰り返すと底から表層まで探ることができます。
まとめ
ルアーマンがロッドを振ってルアーをアクションさせているのを初心者の方が見ると難しそうに見えるかもしれません。しかし、慣れれば難しい動作ではないので試してみましょう。
最初は、「ただ巻き」や「ストップアンドゴー」から始めて見ましょう。簡単なアクションでも釣れるときは、釣れます。釣れないときは、他のアクションを試していきましょう。ロッドの振り幅やリールの巻くスピードに変化を付けて、鉛の塊を小魚に見せるが大切です。「捕食者に追われて逃げ惑う小魚」、「弱って海底に沈んでいく小魚」、「警戒心なく泳ぐ小魚」などをイメージしてメタルジグをアクションさせましょう。鉛の塊に命を吹き込んで、魚を騙すのがショアジギングの醍醐味です。
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